大腸ガンの早期発見で完治を!

早期発見で大腸ガンを治そう!

直腸ガンと結腸ガンを合わせて大腸ガンと言います。かつては、日本人には大腸ガンは少なかったのですが、最近、徐々に増加しつつあり、21世紀には、胃ガンよりも多くなるかも知れないと予測されています。発見が早ければ大腸ガンの治療成績はよく、早期大腸ガンでは100%近く治ります。

大腸ガン検診で行う検査

大腸ガンの発見のためには、注腸X線検査や大腸ファイバースコープ検査をすることが望ましいのですが、胃の検査に比べて、これらの大腸の検査は、受診者の検査前の準備が少し大変なのと、検査できる医師や医療機関も胃の検査に比べると少なく、多人数の集団検診を実施しにくい事情があります。
大腸ガンがあると、ガンの部位から出血しやすくなります。この特徴を利用して、大腸ガンがある可能性の高い人を選び出すために、便潜血反応検査を行います。
☆便潜血反応検査
便に血液が混じると、大量の血液であれば、便の色が赤くなったり、黒くなったりして肉眼でもわかります。しかし、少量の血液の場合は肉眼ではわかりませんので、検査が必要です。
以前は、便の中に含まれる血液成分を化学的に調べる方法で行っていましたが、この方法では食事に含まれる動物の血液なども検出されるために、便を取る前の数日間は決められた食事制限をしなければなりませんでした。しかし、現在、大腸ガン検査で採用している方法は、免疫学的方法という、新しい検査法で行っています。この方法は、人間の血液に含まれるヘモグロビンだけに反応するもので、食事制限の必要はありません。
この検査専用の容器を渡しますので、それを使って便を提出するだけで済みます。便潜血反応検査が関係しているのは、大腸ガンだけではありませんが、まず大腸の精密検査が必要です。

精密検査で行う検査

☆注腸X線検査
胃や十二指腸と同じく、大腸もそのままX線撮影をしても、ガスしか写りません。そのために、肛門からバリウムと空気を入れて、大腸全体を造影して調べます。胃の場合と同様にX線テレビ装置の上で行います。
大腸の中に便が残っていると、検査ができないか、不正解になりますので、できるだけ便を出しておかなければなりません。そのためには、前日または数日前から準備が必要です。
あらかじめ、検査の前に、注意書きと下剤とが渡されます。注意書きをよく読んで守らなければなりません。
☆大腸ファイバースコープ検査
胃ファイバースコープと同じような細い機械を、肛門から大腸に挿入して、大腸内部を直接観察して診断します。必要に応じて組織片を採取して顕微鏡で診断することもあります。検査のための前処置は注腸X線検査とほぼ同じです。
大腸ポリープ※を、開腹手術せずに、大腸ファイバースコープを用いて切除することもできます。
※大腸ポリープ
ポリープとは、一般に、皮膚や粘膜から突出した隆起のことを言い、きのこ型、球型、扁平型など形はさまざまで、原因もいろいろです。
大腸ポリープは、大腸の粘膜の一部が、周囲の組織よりとくに多くなり盛り上がったもので、大部分は良性のものです。しかし大腸ポリープからガンが発生することもありますので、大腸ポリープがあれば、定期的に注腸検査を受けたり、大腸ファイバースコープ検査を受けて組織検査をしたりしなければなりません。将来ガンになる芽を摘み取るために、切除することが望ましいのです。多くの大腸ポリープは大腸ファイバースコープを用いて切除することができます。


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