健康診断や検査で「血圧が高い」とあったら?

「血圧が高い」時に気を付ける事とは?

健康診断や検査で「血圧が高い」とあったら?どのようなことをすればいいのか?ある程度の年齢になると、誰しも血圧が気になってきます。そんなときに健康診断で「血圧が高い」と言われたら、ますます不安になり、ドキドキしてきます。ときには、すぐにでも脳出血が起こるのではないかと心配する人がいます。しかし、そんなに心配することはありません。落ち着いて対策を考えましょう。人間の血管は、正常な血管であれば、普通の状態の血圧の10倍まで耐えられると言われています。

「白衣性高血圧」という言葉があります

よく見られる、一時的な高血圧に「白衣性高血圧」があります。これは医師や看護士の前にきて血圧を測ると、異常に緊張をして、一時的に高血圧を示すことを言います。
緊張したり、興奮したりすると、アドレナリンというホルモンが多く分泌され、末端血管を収縮させ、血圧を上昇させます。
日頃、自宅で血圧を測ると正常血圧なのに、健康診断のときは、いつも高血圧と診断される人も多く見られます。

主治医を決めて継続的に受診しましょう

「血圧が高い」と言われたら、とにかく、もう一度、血圧を測ってもらいましょう。
何度か血圧を測って、いつも血圧が高ければ、次に、高血圧の原因を調べます。大部分は原因のわからない「本能性高血圧」と診断されることが多いのですが、治療や経過観察を続けているうちに、だんだん、原因がはっきりしてくることもあります。
血圧の測定だけなら、素人が家庭ででも行えます。しかし、軽度の高血圧の場合でも、自己流に対処せずに、医師に続けてかかってください。高血圧に関しては、種々の民間療法が存在します。これらをすべて否定するわけではありませんが、必ず医師と相談の上で、医師の経過観察のもとで行ってください。

本当の病気は別にある場合もあります

なにか別の病気があって、その症状の一部として、高血圧がみられる場合があります。これを「二次性高血圧」と言います。心臓病・腎臓病・内分泌病などが原因で血圧が上がっている場合は、原因となっている元の病気n発見には、専門的な知識や検査が不可欠です。素人療法にこだわっていると、病気の発見が遅れてしまします。
「本能性高血圧」であっても、単に血圧が下がればよいというわけではありません。脳血管障害・心臓病・腎臓病など高血圧には種々の合併症が伴いやすいので、定期的に全身のチェックが必要です。

治療は医師の指導にしたがって

大部分の「本能性高血圧」は、一生、高血圧が続きます。したがって治療も原則として、一生必要です。信頼できる主治医を見つけることも、高血圧治療の大切な要素です。
よく「薬を飲み始めると一生やめられないので、薬は飲みたくない」という人がいます。麻薬中毒と同じ様に考えておられるのかも知れませんが、これは間違いです。医師は経過に応じて薬を変えたり、ときには、薬をやめて経過を診ることもあります。もちろん、副作用があれば、すぐ対処します。
血圧が高いままで放置しておくと、心臓肥大をきたし、血管壁を傷つけ脳血管障害を起こしやすく、腎臓障害や眼底出血など、重大な合併症wp起こしやすいのです。
どんな薬にも、まれには副作用がありますが、大部分の高血圧患者にとっては、高血圧のままで放置しておく危険性のほうが、副作用の危険性より高いので、薬を飲んででも血圧を下げる必要があるのです。

日常生活での注意も必要

塩分の摂り過ぎは、高血圧の大敵です。食塩で1日10g以下に、できれば1日5gを目標に減塩しましょう。
ストレスも高血圧の大敵です。ストレスをまったく感じない生活というのは不可能ですが、努めて、リラックスするように工夫しましょう。音楽を聴いたり、散歩をしたりして、緊張をほぐしましょう。興味を持つことや軽い運動をすることも必要です。
運動は、単にストレス解消のためだけでなく、正しく運動を行えば血圧を下げる効果があります。心臓病がなければ、脈拍数が毎分110程度の運動(その人の体力の限界の半分の運動強度)を、毎日30分ずつ行えば、徐々に血圧が下がってくると言われています。
また、高血圧に合併することの多い肥満や糖尿病に対しても、運動することはよい結果をもたらします。
激しい気温の変化は、急に血圧を上げることがあります。真冬には、家の中の温度は、出来るだけ一定になるように工夫してください。長湯をしたり、湯上りにからだを冷やしたりするのも避けましょう。
アルコールは、軽くたしなむ程度なら、血管を拡張させたり、尿量を増やして血圧を下げる効果があります。ストレス解消にも役立つかも知れません。しかし、1日、日本酒2合(ビール2本)以上のアルコールは高血圧を悪化させます。

家庭血圧計は一度主治医に見てもらいましょう

最近、比較的安価で、1人でも測定できる電子血圧計が普及してきました。健康診断の場や、診療所だけでなく、朝や夜の血圧も測ってみることは有意義なことです。
特に家庭でゆったりしているときの血圧は、基礎血圧に近いと思われますので、ぜひ測ってみてください。しかし、電子血圧計にはそれぞれ特性がありますので、一度、血圧計を持って主治医の検察を受け、測り方の指導を受けたり、日頃、主治医が使用している血圧計と、あなたの血圧計とで同時に測定して、同じ様な血圧値が得られるかどうか、テストしてもらってください。


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